みなさんはオートミールにどれくらいの栄養が含まれているかご存じですか?
身体に良いから食べているけど、どんな栄養や効果があるのか知らない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、オートミールに含まれている栄養素と、電子レンジでお粥を作る方法についてご紹介します。
オートミールの栄養素
オートミールは全粒穀物のため、食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。
とくに食物繊維は玄米の約3倍とたっぷり。
食物繊維は便秘解消に役立ち、善玉菌のエサになることで腸内環境の改善を期待できます。
さらに水溶性食物繊維のβ-グルカンは糖の吸収をおだやかにしてくれるので、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。
また、マグネシウムや鉄分などのミネラルはダイエットしている人に不足しやすいので、ダイエット中にもおススメです。
なかでもマグネシウムは玄米の約5倍も含まれています。
<栄養成分表示 1食(30g)あたり>
●エネルギー :111kcal
●たんぱく質 :4.4g
●脂質 :2.0g
●炭水化物 :20.58g
●脂質 :17.28g
●食物繊維 :3.3g
●食塩相当量 :0.0g
●カルシウム :15mg
●鉄 :1.4mg
●ビタミンB1 :0.11mg
●ビタミンB6 :0.05mg
●ビタミンE :0.2mg
●水溶性食物繊維:1.85g
●不溶性食物繊維:1.45g
カロリーは白米や玄米に比べると少し高いのですが、糖質の量は少なめで血糖値の上がりやすさを表す「Gl値」が低く、太りにくいとされています。
ヘルシーな印象はここからきているのかもしれませんね。
<主な食品のGl値>
●食パン :95
●白米 :88
●うどん :85
●玄米 :55
●オートミール :55
●そば :54
●パスタ(全粒粉) :50
食物アレルギーの原因となるたんぱく質の「グルテン」はごく少量のため、グルテンフリー食材としても注目されています。
電子レンジで作る基本的なお粥
1.クイックオーツ30g(大さじ5)に牛乳200mlを加え、500W~600Wの電子レンジで2分間加熱
2.全体がふやけたらよく混ぜます。塩をほんの少し入れると味のアクセントになります
3.お好みで砂糖・はちみつ・ジャム・メープルシロップ・フルーツ・ナッツなどをトッピング
※牛乳を水に替え(180ml~200ml)、和風だしと塩・めんつゆ・醤油などを入れて加熱すると、とろみのある和風のお粥になります
欧米でオートミールが人気な理由は誰でも簡単に作ることができ、朝食などに取り入れやすいからです。
ただし、ひとくちにオートミールといっても種類があり、それらに合った食べ方をしないと単に「まずい」食べ物になってしまいます。
※オートミールの種類は前回の記事に書いたので良かったらそちらをご覧ください。
日本のスーパーなどで入手できるのはクイックオーツかインスタントオーツが多いのですが、やはりお粥にして食べるのが1番かんたんです。
しかし、お米のお粥は全体が柔らかく飲み込みやすいのに比べ、オートミールのお粥はふにゃっとした感じで粘り気や硬い部分も多少残るので、お米の食感をイメージしているとがっかりするかもしれません。
さらにオートミール自体には味がないため物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、逆をいえば自分自身の好みの味にしやすいので、味付けを工夫すると美味しく食べれるはずです。
★いかがでしたか?
オートミールにはさまざまな栄養が沢山含まれているので、運動やダイエットしている方にはおススメの食べ物と言えますね。