健康

オートミールってどんな食べ物?種類や特徴についてご紹介!

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牛乳やヨーグルトなどをかけて食べる「シリアル食品」は手軽な朝食として日本でも人気ですよね。

シリアル食品はさまざまな穀物の加工食品ですが、そのなかでもえん麦を脱穀して調理しやすくしたものをオートミールと呼びます。

今回はそんなオートミールについてご紹介していきます。



オートミールとは?
オートミールとは、燕麦(えんばく)を脱穀して調理しやすく加工した食品で、オートミールの原料である燕麦はオート麦・オーツ麦・カラス麦とも呼ばれています。

小麦・イネ・トウモロコシ・大麦・ソルガムに次いで世界で6番目に生産性の多い穀物なのですが、実が硬く小麦のようにそのままパンにできないため、主食としては扱いにくいものでした。

しかし、1870年代に燕麦をフレーク化する技術がアメリカで発明されたことで、手軽に調理できるオートミールが誕生。

食品メーカーが大量生産をはじめ、全米へ急速に広まりました。



オートミールの種類と特徴!
オートミールには製造法によっていくつかの種類があります。
オートミール




①スティールカットオーツ
脱穀した麦を2~3個にカットしたもの

スチール製の刃でカットすることから、スチールカット(スティールカット)という言葉が名称に使われています。

最も加工が少ない自然な形の全粒オーツ麦で、他のオーツに比べて調理時間がかかるものの、最もお米の食感に近く、その香ばしさから玄米が好きという方は抵抗なく食べることができると思います。

<特徴>
プチプチとした食感が特徴。自然な全粒オーツ麦のため自然な旨味と香ばしさをしっかり堪能することができる。



②ロールドオーツ
オートミールの定番、押麦のロールドオーツ。

脱穀した麦を蒸した後にローラーで押し伸ばしたもので、その加工形態からロールドオーツと呼ばれています。

ある程度しっかりした厚みがあり、グラノーラ・ミューズリー・クッキー・パンケーキ・米化など多様な形で活用できるのがロールドオーツの魅力です。

<特徴>
ザクっとした歯ごたえを残すことができ、汎用性が高く活用法に富んでいる。



③クイックオーツ
ロールドオーツよりも薄く伸ばして細かく砕いたクイックオーツ。

調理時間がロールドオーツよりも短く、やや粘りが出やすいオーツでもあります。

しかし調理に手間がかからないので、忙しい朝にパパッと食べれてとても便利です。

また、お菓子作りに使うことも可能。

<特徴>
短時間で調理できて扱いが簡単。



④インスタントオーツ
見た目はクイックオーツに似てますが、クイックオーツよりも細かいものがインスタントオーツです。

歯ごたえを残さないドロッとしたポリッジタイプのオートミールを手早く作りたい時に適した種類のオーツになります。

<特徴>
調理の必要がなく、牛乳や植物性ミルクを注いですぐ食べることができる。



⑤オートブラン
オートブランは上記で紹介したオーツとは少し異なり、燕麦のふすまと呼ばれることもある燕麦の外皮になります。

食物繊維やたんぱく質はオーツ麦自体よりも豊富です。

オートブランはマフィンやパン、パンケーキ作りに活用できます。

<特徴>
オーツ麦の外皮、栄養面で優れており、細かくパサパサした食感。



ちなみに「シリアル食品」とは、トウモロコシ・燕麦・大麦・小麦・米などの穀物を加熱調理した加工食品の総称。

長期間保存がきき、手軽に食べやすいのが特徴です。

もっともポピュラーなのは、オートミールやトウモロコシ粉などに味をつけて粒上に焼き固めた「グラノーラ」、トウモロコシ粉をフレーク状にした「コーンフレーク」など。

今はさらに食べやすさを追求して、佐藤などの甘みを加えたり、ドライフルーツやナッツをミックスした製品も登場しています。

そのほかクッキーや菓子に混ぜ込んだり、固めて棒状にしたシリアルバーなど、さまざまな形で食されています。

ただし、子供向けの製品は甘くするために糖分が多い物があり、蜂蜜やナッツが多い製品はグラムあたりのカロリーも高くなりがちなので食べ過ぎには注意しましょうね。

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