日本人女性の半数以上に便秘の症状がみられるといわれており、男性に比べて女性の方が便秘になりやすい理由はいくつかあります。
今回はその理由をご紹介します。
●身体的理由
男性に比べると女性は腹筋が弱いため、大腸が便を送り出す力が弱い。
●ホルモンの作用
女性ホルモンの1つ「黄体ホルモン」が体に水分や塩分を溜め込むように指示を出し、大腸の腸壁から便の水分が吸収されて便が硬くなります。
また「黄体ホルモン」は妊娠したときに流産しないように子宮筋の収縮を制御する働きもあり、それが腸にも影響してぜん動運動を低下させます。
特に「黄体ホルモン」が多く分泌される月経の前や妊娠初期には便秘になりやすいです。
●無理なダイエット
食事量を減らすことは食物繊維や水分、脂肪分を減らすことになるので、ぜん動運動などにも影響がおよび、便が硬く排出されにくくなります。
●精神的な理由
女性は忙しさや人前での恥ずかしさのためにトイレを我慢することも多く、旅行などの変化によるストレスの影響も受けやすいです。
★いかがでしたか?
便秘は1週間に1~2回のお通じがあり、症状が軽度であればセルフケアによる改善が可能です!
運動する、食物繊維の多い食べ物を積極的に摂る、善玉菌で腸内環境を整えるなどのセルフケアを行い、必要に応じて緩下剤や整腸剤など便秘治療を活用してみましょう!